Environment(環境)への取り組みEnvironment
大阪府の「脱炭素経営宣言」制度に賛同し、
持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。
私たちは、事業活動全体でのCO2排出削減を目指し、再生可能エネルギーの導入や省エネ技術の活用、製品・サービスの環境負荷低減など、脱炭素化に向けた具体的な目標を掲げながら実践を進めています。脱炭素社会の実現に向け、地域と連携しながら、未来を担う世代へより良い地球環境を引き継ぐことを目指します。
奈良県吉野郡天川村の森林由来Jクレジットの活用を通じ、地域と協働して脱炭素社会の実現を目指しています。
Jクレジットは、森林保全や再生可能エネルギーの活用により削減・吸収されたCO2を「クレジット」として認証する仕組みです。
当社は、一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)を通じ、天川村の豊かな自然資源を活かした取り組みを支援し、カーボンニュートラルの推進と地域社会の持続可能な発展に貢献していきます。
※一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一氏が創立し、建築家 隈研吾氏が代表を務める森林保全団体です。
国内外24か所で地域と協働して進める森の保全活動など、森と人がずっとともに生きる社会を目指し、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。
持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、「みなし小売電気事業者の燃料費等調整制度」を採用した
「カーボンオフセットメニュー」を導入しています。
この電気メニューは、当社が利用した電気使用量の調整後排出係数を軽減した仕組みを採用しており、環境負荷の低減を目指すものです。
具体的には、当社の事業活動に伴うCO2排出量の一部(0.3%)を算出し、
その排出量を森林保全活動や再生可能エネルギーの活用といった環境貢献活動によって相殺(カーボンオフセット)しています。
この取り組みを通じて、電力使用による環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。
こうしたエネルギー活用の工夫と環境への配慮を通じて、よりクリーンでサステナブルな未来の創造に貢献してまいります。
持続可能な森林資源の利用を支援するため、FSC®︎ CoC(Chain of Custody)認証を取得しています。
FSC®︎認証は、環境、社会、経済分野の利害関係者の合意によって支持された、責任ある森林管理の原則と基準に基づく国際森林認証制度です。
適切に管理された認証林やその他のリスクの低い由来からの原材料でつくられた製品をラベルで識別し、消費者はその製品を購入することで責任ある森林管理を支援することができます。
FSC認証製品の活用を通じて、持続可能な未来を創るパートナーとして、お客様と共に地球環境の保全に取り組んでまいります。
ライセンス番号(FSC®︎-C177671)
FSC® CoC規格の中核的労働要求事項に基づく方針声明
当社の事業所において、児童労働、強制労働、職場の差別を容認しません。
私たちは、労働者の公正かつ公平な待遇を支援するというコミットメントの一環として、団結権と団体交渉権を尊重します。
2022年6月1日
TAISEI株式会社
細水 雄一郎
国際緑化推進センター(JIFPRO)への寄付を通じて、世界規模での森林保全活動に貢献しています。
JIFPROは、砂漠化の防止や森林の回復、持続可能な緑化を目指した活動を推進する団体で、環境問題の解決と地球環境の再生に重要な役割を果たしています。当社は、この取り組みに賛同し、資金提供を行うことで、現地の植林活動や生物多様性の保護、持続可能な地域社会の発展を支援しています。
こうした活動を通じ、環境負荷の軽減と地球規模での環境改善に向けた責任を果たしてまいります。
工場において使用される古紙を
基本的に100%リサイクルしています。
これにより、資源の有効活用と環境負荷の軽減を実現し、持続可能な社会の実現に貢献しています。古紙はリサイクル業者を通じて引き取られ、再生利用されることで、環境に優しい循環型のモノづくりを推進しています。当社の取り組みは、リサイクル資源の利用促進と廃棄物の削減を通じて、資源循環型社会の実現に寄与しています。
これにより、環境負荷の低減とともにエネルギー消費の効率化も図り、環境保護に対する責任を果たしています。
印刷工程において刷版の無処理版への変更を行い、現像液などの廃液を排出しない取り組みを実施しています。
これにより、従来の印刷過程で発生していた化学的な廃液を無くし、環境への負荷を大幅に軽減しています。当社のこの取り組みは、廃液処理にかかるコスト削減とともに、環境保護の観点からも重要な一歩を踏み出しており、持続可能な事業運営を推進しています。環境に優しい印刷技術を採用することで、よりクリーンな製造プロセスを実現し、次世代の社会へ貢献しています。
全商品において環境に優しい
ベジタブルインキを使用しています。
これにより、従来の石油由来のインキに比べて、揮発性有機化合物(VOC)の排出を抑え、地球温暖化への影響を軽減しています。
さらに、バイオマスインキを使用することで、再生可能資源を活用した製品作りを実現しています。奈良工場では、バイオマスマークの取得実績があり、バイオマスインクを使用するためのインク番号登録も行っています。リクエストに応じてバイオマスインクを提供できる体制を整えており、環境に配慮した製品の選択肢をお客様に提供しています。
これらの取り組みを通じて、当社は製造過程での環境負荷低減に貢献し、持続可能な社会の実現を目指しています。
混抄紙
独自の機能や風合いを生み出すだけでなく、捨てられる素材をアップサイクルし、紙として新たな価値を創出する取り組み。異なる繊維や素材を組み合わせて抄造することで、質感や色、強度など独自の特性を付加することができます。
詳しく知るペーパー加湿器
自社開発したオリジナル紙を使用した自然気化式加湿器。持ち運びが簡単で、電源を必要としないサステナブルな製品です。繊細なレーザーカットや印刷表現が可能で、アロマエッセンスを併用することで香りを楽しむこともできます。
詳しく知るペーパーコンパクト
製本技術を応用した紙製のコンパクト。金型不要で自由な形状が楽しめ、幅広い素材やオフセット印刷、装飾が可能です。リサイクルが容易で環境に優しく、鏡の角度調整にも対応しています。
詳しく知るペーパープレス
金型を用いて紙を高圧でプレスし、真空成型のように立体的で曲面のある形状や、繊細なディテールを再現できる紙加工技術。オフセット印刷や箔押しなどでの表現も可能で、ブリスターパックの代替素材として使えます。
詳しく知るペーパーモールド
パルプ繊維を金型でプレス成型する技術で、自由な形状を作ることができます。リサイクル素材として適しており、アップサイクルにも対応できるため、環境負荷を低減できます。軽量で緩衝性にも優れており、容器として直接使用することも可能です。
詳しく知る什器になるパッケージ
店舗での商品販売を効果的にサポートするために欠かせない紙製やアクリル製の什器やPOP、アテンションシールの制作が可能です。商品の魅力を引き出し、購入意欲を高める役割を果たします。お客様のニーズに合わせたご提案をいたします。
詳しく知る基本理念
私たちは全ての事業活動において、環境保全を積極的に推進し、
持続可能な社会の実現に向けて、革新的な取り組みと誠実な行動で
業界をリードします。
行動指針
環境経営の推進と持続可能な社会の実現を
目指し、エコアクション21認証を取得しています。
この認証は、環境負荷の低減と環境保護活動の継続的な改善を図るための取り組みを示すもので、当社の環境マネジメントシステムが一定の基準を満たしていることを証明しています。
また、当社は毎年環境経営レポートを作成し、環境目標の達成状況や改善策をエコアクション21を通じて公開しています。このレポートを通じて、ステークホルダーとのコミュニケーションを深め、環境への責任を果たすとともに、さらに高い環境意識の向上を図っています。
これらの活動を通じて、TAISEIは環境保全に向けた積極的な貢献を行い、未来に向けた持続可能な成長を推進しています。
エコバディスに登録を行い、
サステナビリティに対する取り組みについて審査を受けています。
エコバディスは、企業の環境、社会、倫理面における責任を評価する国際的な評価機関であり、その結果はサプライチェーンにおける企業のサステナビリティを示す重要な指標となります。
当社は、エコバディスの厳格な評価基準に適合すべく、持続可能なビジネス活動を推進しています。
総合的な評価を通じて、サステナビリティに関する取り組みの進度を確認すると同時に、パートナー企業や顧客と共有することで信頼関係を強化しています。
今後も、TAISEIは社会的責任を果たし、持続可能な未来に貢献する企業としての役割を一層強化してまいります。
海と日本PROJECTに積極的に参加し、
海洋環境保護への取り組みを推進しています。
このプロジェクトは、海洋の環境保全と未来の海を守るための活動を全国で展開するもので、海洋プラスチックごみの削減や生態系保護などを目的としています。当社は、海洋環境の重要性を深く認識し、事業活動を通じて海洋保護に貢献することを目指しています。
具体的には、製品の設計段階で海洋生物への影響を最小限に抑える素材選定を行い、またパートナー企業と連携して海洋プラスチックごみの削減活動にも参加しています。
海と日本PROJECTの一員として、当社は海洋環境の未来を守るため、引き続き積極的な取り組みを行い、次世代へと繋がる持続可能な海の保全に貢献していきます。
奈良県吉野郡天川村のJクレジット活動に加え、
奈良県吉野郡川上村の吉野杉を積極的に活用し、地域の林業支援に取り組んでいます。
当社奈良工場のエントランスとオフィスの壁面には、川上村の吉野杉を一部使用しており、これにより間伐の手助けを行うと同時に、地域の森林保全活動に貢献しています。
また、吉野の山が荒れると水源に悪影響を及ぼし、奈良県の水質も低下する恐れがあります。
そのため、吉野の森林の健全な管理と保全は、地域全体の水源確保にも重要な役割を果たします。
地域社会と密接に連携し、持続可能な林業の推進を通じて、環境保全と地域経済の発展に寄与しています。これからも地域資源を活用した林業支援に、積極的に取り組んでまいります。