水無月を食べる日

 今日、6月30日は京都では水無月を食べる日です。水無月は写真の様な和菓子です。この習わしは、「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事に関係があります。「夏越の祓」は「水無月の祓い」とも呼ばれ、1年のちょうど折り返し地点にあたる6月30日に半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事です。CA3B0036「夏越祓」に用いられるのが、6月の和菓子の代表ともいうべき「水無月」です。水無月は白の外郎(ういろ⇒抹茶もあります。)生地に小豆をのせ、三角形に切られた和菓子ですが、それぞれに意味があります。水無月の上にある小豆は悪魔払いの意味があって、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。

 夏越の祓では多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われます。各地にはいろいろな伝統行事が残っています。中でも京都の上賀茂神社の夏越大祓は有名で、古来より連綿と続く祭事で、「百人一首」の中にも藤原家隆が『風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける』と詠まれています。上賀茂神社は、正式名、賀茂別雷神社といい国宝の本殿、権殿と40棟の重要文化財に指定されています。創建は古く7世紀末にはすでに有力な神社になっていました。1994年に古都京都の文化財としてユネスコの世界遺産(文化遺産/清水寺、金閣寺、下鴨神社等とともに…)に登録されています。