奈良工場10箇条④(62期)

  奈良工場10箇条の今年の四つ目「安心は心のゆとり、油断は心の隙間、確認を百回やった私に『漠然とした不安』はないのです。」から、一言します。副社長の「根拠のない自信」の対岸にある様な言葉ですが、「漠然とした不安」がキーワードです。禅の言葉にも「心配は心配りだからいくらしてもよいが、CA3B0029心を苦しめる様な心配はしてはいけない」とあります。いろいろな事に心配りをする事は大切です。しかし、心配と心痛と違います。いろいろ考え、手配をし、事を成就させる事が大事で、過度に悩む必要はないのです。心が傷つくと心の働きが十分できずに、その結果、正しい判断や行動にもつながらず、過ちを犯します。この場合、「確認百回が心配りで、その結果、自信として安心しましょう…。」と言ってます。昔の人は旅行に出かける人には必ず、「旅先では水に気をつけて…。」と言いました。これが、心配りです。 禅の教えは現代に生きています。

 京都の五山第三位、臨済宗建仁寺には「〇△☐の庭」があります。これは、禅宗の四大思想「地、水、火、風」を表しています。これだけ見ると自分には、日常には、仕事には、無関係だ…と思いますが、実際に行ってみると、必ず得るものがあります。携帯電話が普及して、インターネットであらゆるものが検索、閲覧可能でも、「現地、現場で自分で感じる…。」事の大切さを知って損をする事ははありません。