仏教伝来の地

 日本に仏教が伝来した年は552年と538年等、諸説ありますが、場所は何を隠そうここ奈良県なのです。三輪山の麓、桜井市金屋に写真の様な立派な石碑がたっています。この初瀬川畔一帯は、古くから交易が盛んで古代大和朝廷の中心地でした。仏教は百済から伝来しましたが、その後、政治の中で紆余曲折し、翻弄されながら歴史を刻んでいきます。CA3B0029

 先ず、聖徳太子が四天王寺、法隆寺を建立し、奈良時代には鎮護国家の思想のもとで、全国に国分寺が設置されました。そして、東大寺大仏の建立、鑑真和上の宿願の渡日があり、戒律を尊重する律宗が広まりました。平安時代には空海による真言宗、最澄による天台宗が導入され密教が流行します。その後、末法思想、浄土信仰の隆盛から一般庶民にまで浸透する気配の中で、鎌倉仏教がの登場が絶対的な全国レベルの普及を実現しました。「挨拶」や「主人公」、「一期一会」など禅語から学んだ言葉も数多くあります。日本は独自の手法で渡来された仏教という文化を発展させ、根付かせました。そんな大陸との交流や歴史の重みを感じる石碑が奈良県桜井市ある事を心の片隅に留めて、自分を見つめなおす事もたまには必要です。