苗村神社

 滋賀県の国宝の建造物は22件23棟で、奈良県64件71棟、京都府48件60棟に続く第三位の数で、今回の滋賀ツアーで半分以上の訪問となりました。写真は竜王町にある苗村(なむら)神社です。田園地帯にある神社の広い神域は、広い農道によって東本宮と西本宮に分かれています。国宝である西本殿の祭神は国狭槌命(くにのさづちのみこと)、重文の東本殿は大国主命(おおくにぬしのみこと)・素盞嗚尊(すさのおのみこと)で 延喜式神名帳に長寸(なむら)神社として列座された歴史のある格式高い神社です。

 神社とは思えない茅葺きの楼門(重文・室町地代)をみても神仏混合のなごりを感じ、8月3日の夏祭りには800年の歴史を持ち、無病息災や家内安全をお祈願する大護摩供や子供相撲とともに、重要文化財の「不動明王像」の特別開帳も行われます。この像は本地仏であり、神仏習合時代の伝統を今に伝える鎌倉時代初期の貴重な文化財です。