Daily Archives: 2013年5月15日

信・課長の壁②~官兵衛に学ぶ~

 功労者は 苦労して功を築く者や これまでの歴史に貢献してきた人の事なのですが、『あの方は功労者だから…。』と評価されると引退真近だとも言う人がいます。それは、ある意味…歴史が物語っています。戦国時代は特に戦さの前の軍議で、布陣の在り方はとても重要で、武田軍、黒田軍等の巧妙かつ周到さは群を抜いていました。布陣の形は鶴翼か?あるいは魚鱗か?などと議論や思案がなされます。そう言った時に自軍の譜代の家柄で、IMG_3120歴戦の勇士である武将が率いる隊が重要なポジションを任される事が、果たしてベターか?そうでないのか?の選択が時として勝敗を左右します。軍師や参謀は現在の実力、力量で戦型を決定しなければなりません。敵の雑兵、一兵卒は功労者を知らないでしょうし、武功が過去にあって、その栄光で待遇されている人は、官兵衛今、直ちに戦果を期待されている人よりモチベーションが高いはずがありません。1560年(永禄3年)の「桶狭間の戦い」なんかも決してフロックではなく、織田軍の真の実力でしょう。兵の頭数と家柄を過信した今川義元はブランドだけで戦さをしようとして負けたのです。期待される実力とは過去の実績ではなく、未来へ可能性なのです。

 さて、来年のNHKの大河ドラマは「軍師官兵衛」で、如水(じょすい)でも知られる黒田 孝高(くろだ よしたか)が主人公です。滋賀県の長浜城歴史博物館が5月10日に発表した内容では、豊臣秀吉が前線に作戦を指示した文書が見つかり、軍師・黒田官兵衛の参戦を裏付ける記述もあった様ですね。官兵衛は生涯50度の合戦で一度も負けなかった戦さの大天才です。そして、人としてもたいへん立派で、福岡藩52万石の礎を築いた武将です。企業においては課長もある意味「軍師」ですから、官兵衛の勉強も少し…してみるといいですね。黒田官兵衛の遺訓は「我、人に媚びず、富貴を望まず…。」で、秀吉の天下取りに貢献、尽力しながらも、天下も恩賞も期待しなかった謙虚な人生が物語る…すばらしい座右の銘です。