Daily Archives: 2010年6月28日

大仏

 CA3B0114平城京のメインイベントはなんとも言っても、東大寺の大仏建立です。この東大寺の大仏は盧舎那仏像と言います。752年の開眼で、東大寺の本尊で国宝です。安置されている大仏殿も国宝です。大仏と呼ばれる仏像は全国で約80体ありますが、国宝は東大寺の大仏とこの写真の鎌倉大仏だけです。この鎌倉大仏は阿弥陀如来像で高徳院という浄土宗の寺院にあります。しかし、開山、開基は不明であって、大仏の造像の経緯についても史料が乏しく、不明な点が多く、謎です。寺の草創については、鎌倉市材木座の光明寺奥の院を移建したものが当院という説もありますが、定かではありません。当初は真言宗で、鎌倉・極楽寺開山の忍性(にんしょう)など密教系の僧が住持となっていました。のち臨済宗に属し建長寺の末寺となっていましたが、江戸時代、増上寺の祐天上人による再興以降は浄土宗に属して、材木座の光明寺(浄土宗関東総本山)の末寺となっています。「高徳院」の院号を称するようになるのは浄土宗に転じてからです。こうした改宗が頻繁に行われたので資料がないのかも知れません。もともと、奈良の大仏同様、大仏殿に安置されていましたが、大きな自然災害で大仏殿は崩壊しています。