Daily Archives: 2010年6月23日

最古の三重塔

 法隆寺の近くに法起寺という同じ聖徳宗のお寺があります。ここには飛鳥時代に建立された現存最古の三重塔があります。法隆寺同様に世界遺産です。「法隆寺は単独で世界遺産…」と先日、書きましたが、正確には「法隆寺地域の仏教建築物」CA3B0022としてこの法起寺も含まれています。それは、この国宝の三重塔があったからでしょう…。国宝の三重塔は全国で13塔あります。関西には福井県の小浜を含め全部で10塔あります。私はまだようやく半分くらいの訪問です。実は滋賀県の国宝の建造物は比叡山延暦寺の根本中堂しか行った事がなく、今年は湖国への訪問を増やそうと考えています。

 この法起寺は聖徳太子建立七大寺の一つです。読みは正式には「ほうきじ」らしいですが、長年親しんだ方は今でも「ほっきじ」と読みます。本尊は十一面観音菩薩で重要文化財です。近くには法隆寺と法起寺以外に同じ聖徳宗の法輪寺や中宮寺もあり、徒歩で散策している方も数多くいらっしゃいます。余談ですが、この聖徳宗という宗派はもともとなく、法隆寺や法起寺は法相宗でしたが昭和25年に独立しています。他に法相宗から独立したお寺で有名なのは京都の清水寺で北法相宗です。実は法輪寺にも国宝の三重塔はありました。昭和19年の落雷で焼失しています。非常に残念な事でで、現存していれば法輪寺も世界遺産に含まれていたでしょう。現在の三重塔は作家の幸田文などの尽力で昭和50年に再建されたました。本尊は薬師如来坐像で飛鳥時代の作で重要文化財です。