震・仏陀の教え⑲~続・無明~

 人間、暗い所に追いやられると不安になります。牛久大仏の入口から入った部屋も真っ暗で、この無明の話をされました。明かりが無い→真っ暗闇→迷いがある状態、これが無明なのです。記憶している筈の道順を忘れ、道に迷うと不安ですね。そして焦ります…。仕事でも同じような事があります。自分が正しい、間違いはない…と信じている事が否定されると奈落の底に落ちた心境です。当初から判らない事ならまだしも、一度判っている事が出来ない…。それ以上に判っていない事や迷っていることすら気が付いていない…その自覚が無い状態の時が一番危険なのです。他人の意見やアドバイスにも耳を貸さないで、自分の考えている事、やっている事が絶対に正しいと自信満々の人ほど、無明に陥ると苦しみます。自分の知らない事を恥ずかしからずに人に聞いたり、自分で調べたりすることで、闇に光が射す事になります。簡単かつ単純な話ですが、人の心の闇は奥深く、光が届きにくいものです。