Monthly Archives: 9月 2015

続・麺処⑨

 SN3O0221この蕎麦屋さんのある奈良県の馬見という地名は、香芝市や広陵町、河合町など2市3町に跨る標高70㍍程度、東西約3㌔㍍の丘陵につく名前であり、馬見古墳群のすぐ近くです。もともと、この「馬見」と言う地名は聖徳太子が法隆寺を建立するとき、馬に乗ってあたりの景観を見ながら通ったの事で「馬見」とついたされています。また、奈良時代に「大豆(まめ)村」という名前もあって、マメが馬見の元の名前もでは?という説もあります。

 写真は粗挽きの田舎そばの鴨汁のつけ麺です。ランチ時は小さく盛った黒米がついてきます。汁は少し濃い目ですが、メニューも多く、創作系のお店ですが、徳島の祖谷そばを彷彿させる野性味あふれる大胆なそばです。

続・良き隣人

 IMG_1362s本日は1972年(昭和47年)に北京で「日本国政府と中華人人民共和国の共同声明」の調印式で田中角栄、周恩来両首相が署名し、国交を結んでいます。そして、その中で「未来志向」の政治的合意は現在にも引き継がれています。歴史に学ぶことは大切で、それによって反省も必要でしょう。ただ、日中の歴史の中で鑑真和上の来日こそが、日本と中国が良き隣人として友好的な関係を築けていける大きな、そして歴史的な出来事として、認識している人もきっとあると信じています。IMG_4432

 鑑真が日本に教えた「戒律」には2つの意味があって、自らが自身の心に誓うものを「戒」、僧侶同士が互いに誓う教団の規則を「律」と言います。5度の失敗を経て6度目に来日し、そのまま日本で亡くなった鑑真の功績ははかり知れないものだと思います。

 さて、昨夜のスーパームーンの写真もアップしておきます。提供はいつものN・Jさんです。鑑真一行もまだ見ぬ日本に思いを馳せながら、洋上に浮かぶ月を何度も、何度も眺めた事でしょう。

路辺に拾う…写真⑨

 IMG_0335s『…(前略)…ただ、美しい対象がそのまま再現されているにすぎない写真が、対象の美しさ故に印刷され、展観されているとしたら、それは風景の、人物の複写にすぎないと断定してよろしいものではないでしょうか?より、美しい被写体があろうとも、めずらしくも、貴重なそれであっても、対象の価値にかかりすぎたものに、心をうつ美しさ、感銘は得られるはずはありません。絵葉書や美人もブロマイドには完璧な技術の巧みさはあっても、語りかけてくる言葉はありません。…(後略)』DSCN1856sこれは、1980年代のカメラ雑誌に掲載された植田正治の「脱複写」の文章です。そして、この文章が35年以上前からの私の写真への姿勢に一石を投じています。

 鉄道写真はある程度、被写体の価値を求めて撮影している訳ですが、これは割り切っています。気にしているのは白黒写真で対象の価値は引き算、感性は足し算…と思っています。ですから、何気ない壁や草木、岩石そして人物等の被写体を探してトライしています。結局、表現するってことは何かを伝えようとしている事なのです。楽しみや喜びだけでなく哀しみや淋しさ、やるせなさをそれとなく、さりげなく…。

神田多町のカツ重

 SN3O0218神田界隈には飲食店が多数ありますし、東京支店のメンバーでも知らない店もまだまだ、たくさんあります。なかなか表通りだけを通っていては、新しいお店は発見できません。先日、表通りから営業中の幟が気になって、路地裏に入るとこのお店を発見しました。トンカツ屋さんなのでスルーしようと思いましたが、写真のカツ重の宣伝が気になって後日、訪問しました。

 このカツ重は岩手産の豚肉で柔らかく、ごはんにかかっているタレも絶妙でした。カツ丼、トンカツ系が半年ぶりという事もあったのでしょうがたいへん美味しく感じた次第です。瓢箪型の容器もきっと写真が映えると思ったのですが、よいブログネタになりました。

内神田町の親子丼

 IMG_4026JR神田駅の西口商店街を駅から歩いていくと、写真の親子丼のお店があります。元々は鳥料理の老舗の様ですが、昼時は“親子丼”で繁盛しています。ただ、「神田–親子丼」で検索したら、何件もヒットしたので、他にもあるのでしょうね。そして、そばと焼き鳥を提供しているお店もすくなくありません。こうしたグルメネタが好きな方もいらっしゃるのでアップしていますが、ダイエットの一つに「食事を楽しまない…。」という王道があります。(正確には食事の量と炭水化物を楽しまない…。)運動の量は急に増やせなくても、食事はすぐに減らせますから…。

長州幕末検定

 IMG_1553s奈良検定1級への3回目の挑戦を見送ったままで歳月は流れていますが、昨年の「お寺検定」に続いて、今年は9月6日に「第1回長州幕末検定」を受験しました。簡単な自己採点ではぎりぎり合格ラインはあった気がしますが、IMG_1561sこればかりは軽く見直す程度なので来月末の発表をおとなしく待っておきます。実は明日から下関から山口へ新幹線とレンタカーを使った弾丸ツアーに歴史部3名で行きます。高杉晋作の遺構や軌跡を訪ねる旅行ですので、ちょっとマニアックですね。

 幕末歴史検定の試験会場の西淀川区には「佃」という地名があります。なんと、徳川家康が命名したという伝説もありますが、平安時代には既にあった説もあります。

 昔から白魚漁が盛んで水運の利もあり、大阪の役では軍船や魚の調達をするなどをしていました。江戸時代にはこの佃の漁民は毎年11月より翌年3月まで江戸まで行って、将軍家に白魚の献上していましたが、往復も大変なのでそのまま江戸の移り住み、故郷の地名を採って、それが東京都中央区の「佃」ですね。そして、佃で小魚を煮てできたものが佃煮なんですが、大坂か江戸がどちらが発祥の地なのかは諸説あるようです。

清・仏陀の教え④~自在心~

 世の中、全員が気分よく、気持ちよく過ごせること等あるのでしょうか?ある禅師がおっしゃっていましたが、『誰かの気分が良いという事はそれなりに気分の悪い誰かがいるのだと…。』結婚式の様に慶事が大前提な場所は特別で、普段の生活の場においては喜びと哀しみは背中合わせです。IMG_1478s苦労なく得する事あれば、損する人がいるのも事実で、こうした事に一喜一憂しないで生きて行く事が大切です。それでも、自分の持ち物が転がって自動販売機の下に転がったりす目に会うと『戒めの声』を感じてしまいます。

 私は昔から、一喜一憂に距離を置くべく喜怒哀楽に流されないスタンスで生きてきたつもりですが、社会生活の中では楽しい時は楽しみ、悲しい時には涙を流す自然な姿勢が求められます。ありのままの心、ありのままの姿を認めてそれを受け入れる時にこそ、自分自身が否定する心の中の矛盾と障害が無くなっていく様にも思います。しかし、自分が成長して周囲との差が生まれると思うと驕りになり、大丈夫となると油断になってしまいます。自分の心と周囲とのバランスは難しいものです。人間関係でも放って置くと冷たいと言われ、構うと煩がられます。その絶妙のタイミングこそが自在心への一歩なんでしょうね…。自分の心をある程度コントロールできてこそ、見えてくるもの、感じるものがあるのだと思います。

銚子電鉄②

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA始発の銚子駅から6つ目の海鹿島駅は昔、アシカがいたのでこの駅名になっているそうですが、関東地方最東端の役です。

このあたりはサイクリングをしている人が多く、OLYMPUS DIGITAL CAMERA電車に自転車といっしょに乗り込んできています。総延長6.4㌔なので乗らなくてもいい様にも思いますが、こうした利用者は大切にしないといけません。

 右の車両は銚子電鉄のデハ1002で丸ノ内線カラーに塗り替えられたものです。元々、丸ノ内分岐線(中野坂上~ 方南町)の元営団2000形で1993年(平成5年)に引退後、OLYMPUS DIGITAL CAMERA解体されずに京王重機へ譲渡され、改造後こちらで走っていました。しかし、今年の1月で引退し、仲ノ町駅で留置されていました。その下のは銀座線カラーのデハ1001でバリエーションが豊富でファンを意識しています。鉄道ファンは乗り鉄、撮り鉄にしてもわざわざ現地に行って、乗車したり、撮影したりするのが目的なので、最近はそれなりに歓迎されていますね。ただ、カメラなどの機材を見ていると、その人のこだわりがよくわかります。これからの鉄道の在り方として、近くの地域の人の移動の足とともに、遠くからやって来る興味本位のマニアックなファンの存在も無視できないですね。

銚子電鉄①

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA先日、日曜日の東京滞在のタイミングで千葉県の銚子電鉄に行ってきました。大塚を5時13分に乗って銚子に8時32分到着でここから終点の外川まで行くのですから、けっこう時間がかかります。銚子電鉄は6.4㌔10駅の短いローカル線ですが、OLYMPUS DIGITAL CAMERA波瀾万丈、紆余曲折…と言っても過言ではない歴史を経て今に至っています。私の好きなBSジャパンの「聞きこみ!ローカル線 気まぐれ下車の旅」ではまだ取り上げていない鉄道ですが、10駅で名所登録10ケ所は厳しいかもしれませんね。しかし、沿線には何かと観光地も多く、今回行っただけに期待しています。

 右の写真は犬吠崎の近くにある犬吠駅でポルトガルの宮殿風建築の駅舎で異国情緒を楽しめます。この駅では「ぬれ煎餅」も焼いていたり、多数のお土産物、観光グッズも販売され活気があります。機会があれば再訪したい処です。

路辺に拾う…写真⑧

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

   天気の良い時の写真は硬くなります。よって軟調仕上げなんでしょうが、敢えてハイキーな写真です。写真は銚子電鉄の終点に留置してあるデハ801で、伊予鉄道から1965年(昭和40年)にやって、2010年まで実に45年間この地で活躍しました。伊予鉄道でも何十年と働いていたので、自動車などとは比べ物にならない長寿で本日「敬老の日」にアップするにはタイムリーな話題です。

 写真は被写体+アルファーなんですよね。これは未知数ですが、被写体だけに頼りすぎない写真を如何に撮影するかが写真の面白みです。日常の生活で、言葉や文字で表現できない「喜怒哀楽」を一枚の写真に託すのが、私なりの“写真道”なんです…。案外、不安定な気持ちや焦燥感に駆られる時に感性が独り歩きします。これは銀塩からデジタルになっても同じことです。