Daily Archives: 2014年11月26日

晩秋の播州路②~神積寺~

 IMG_0381今回の秋のツアーのメインイベントは兵庫県福崎町にある播磨天台六山の一つとされる神積寺(じんしゃくじ)の60年振りの本尊の御開帳です。一条天皇の勅願寺として991(正暦2年)に開創されたという歴史を持ちます。開基はあの有名な慈恵大師こと良源の高弟で、大納言藤原範郷の子である慶芳上人です。一条、三条両天皇の厚い帰依を受けて、神積寺①かつては七堂伽藍と五十二院の大寺院として隆盛していましたが、鎌倉時代末期の大火で全山焼失しています。その後、1588年(天正15年)の有馬法師の寄進により再建され、今に至っています。

 本尊は開基の慶芳上人が自ら彫り安置されたと伝わる高さ88。5㌢㍍の薬師如来座像で、60年に一度の御開帳で、国の重要文化財です。これは60年毎に勅使により秘鍵(ひけん)が開かれた由来があって、現在もその歴史を引き継がれています。秘鍵とは秘密の庫をあける鍵(かぎ)の意味ですね…。写真の紺色の御朱印も60年に一度の特別版です。