Monthly Archives: 1月 2014

麺処③

 写真は滋賀県の比叡山麓にある蕎麦屋さんのえび天一尾の“天なんそば”です。(二尾が“天ぷらそば”と言うみたいです…。)比叡山延暦寺の台所を預かる門前町として栄えたここ坂本は、昔より参詣の人々で賑わっていました。かつては、宮中年越蕎麦としても知られ、創業290年の老舗の有名店です。SN3O0434年末に娘と近江神宮の帰りに立ち寄りました。この店は登録有形文化財で、なかなかの落ち着いた雰囲気です。ただ、口コミでは評価が分かれている感じがして、大阪の有名ホテルの支店も少し前に閉店しています。出雲や出石、福井、信州等の様に街全体の中で蕎麦の味を競争している場所ではない事もあるかもしれませんが、口コミだけ見ていると少し意外です。

 私の感想としてはグーです。本来、うどんの方が好きな娘も喜んでいました。蕎麦好きが高じて、開業する人もいるくらい、舌が肥えてきた現代ですから、口コミのレベルが異常に上がっているのでしょう…。再訪してみたいお店です。

2時間半

 現在、東海道新幹線で東京~大阪間は僅か2時間半の行程です。今更、言う事でもありませんが、昔に比べ、随分時間短縮になりましたし、この区間を夜行列車の急行銀河などが走っていたのが、不思議な感じです。この2時間半をまだまだ、苦痛だと思う人がいて、更なる時間短縮をすべく、リニア中央新幹線の開通が待ち望まれています。で、ちょっと時刻表で調べてみましたところ、普通列車でも東京~大阪を往復できるんですね。もっとも大阪から往復すると帰りの時間は日が変わりますし、それぞれ目的地での滞在はわずかですが…。
  先日、日帰りで東京に行きました。帰りは「ひかり」の自由席で帰りました。DSCN0550「のぞみ」に比べ、自由席は5両と座れる確率も高く、乗車した「ひかり」は名古屋までの停車駅はプラス豊橋だけなのでそんなにストレスも感じません。名古屋からは岐阜羽島、米原に停車しますが、この区間の在来線の接続の、悪さてノンビリ感を知っているだけに全然、平気です。それにしても東京駅はさながらデパ地下ですね。わざわざ、京都ブランドの焼き鳥を売っている店なんかもあります。この激戦区で生き残ってこその競争なんでしょうが…。鉄道も鉄道に関わる環境も変わりました。いつの間にか駅弁もデパートやスーパー等での駅弁大会で買う事が普通になっています。

 写真は東海道本線の東京~大阪間をその日に往復できるダイヤであったことから“ビジネス特急”とも呼ばれたその名の通りの「こだま」です。1958年11月に国鉄で初めて登場した電車特急で、東京を7時に出発し、大阪到着が13時50分、帰りは大阪を16時に出発し、東京には22時50分に戻ってきます。当然、車内で食事ができる様に食堂車も連結されていました。2時間少しの滞在時間ですが、当時としては日帰り出張が可能になったキャッチフレーズはたいへんなアピールになりました。そして、3年後の新幹線開業への大きなステップアップにつながった事は言うまでもありません。

新・散歩道⑲

 SN3O0515日の出時間が6時台になって、一週間が経過しました。まだまだ、寒い朝ですが着実に春の訪れが近づいています。今週末からは2月になります。この季節は新年度に向けての準備がなされる時期でもありますが、4月からどうなるのか決まっていない大半の受験生は混沌とした闇の中の心境でしょう。夜明け前の闇は最も深いと言われます。日の出は闇からの解放であり、開放です。写真はいつもの散歩道の池の夜明け前の一コマです。

大石神社

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA赤穂市の大石神社は2012年12月14日に「討ち入りの日」でブログにアップしていますが、ここ京都市山科区にも忠臣蔵で有名な「大石内蔵助良雄」を祭神とする大石神社があります。創建は1935年(昭和10年)と最近の事ですが、討ち入りの日である12月14日には盛大に義士大祭が催され、OLYMPUS DIGITAL CAMERA山科音頭や大石音頭などの踊りが披露されます。ここ山科は「大石内蔵助良雄」が討ち入りに備え隠棲した場所です。この場所は京都の東山と逢坂山との谷間の南部に広がる盆地で、東海道や、京都や伏見にも近くて地理的条件が良かった事等が選定された理由だとか…。

 境内には今年が“午年”なのか?かわいい馬がいました。ファラ ベラミニホースの花子ちゃんです。最近、自分自身が犬を飼っているせいか、犬や猫、鹿、馬に代表される人間に近い位置にいる動物はつくづく優しい目をしているのだなぁ…と思います。

信・課長の壁⑰~信用と信頼~

 【信用】とは確かなものと信じて受け入れることであって、社会においては過去の行為や業績、実績などから、信じて頼れると判断する事です。一方、【信頼】は信じて頼りにする事や頼りになると信じる意味になります。両方とも似ていて、境界が多少曖昧かも知れませんが、相反する言葉ではありません。ただ、微妙に違い、英語だと【信用】はBelieveで【信頼】はTrustとなります。あえて使い分けると【信用】は人間性で【信頼】は能力、力量の様なものではないでしょうか?また、今まで(実績)を【信用】し、未来(可能性)を【信頼】すると言う様なニュアンスになります。DSC01138

 アーティストでも今までの作品も素晴らしいし、今後もっと素晴らしい作品を生み出せる機会を期待されています。これは趣味の世界でも同じで、過去の作品より、新しい作品を創造できないと続かないものです。

 正に課長職は今までの実績や人間性を【信用】され、これからの可能性を期待され、そして【信頼】されて成る役職です。【信用】は一方的であっても【信頼】には~関係がつきます。人間同士の信頼関係が築けてこそ、いままでの【信用】の蓄積が活きるというものです。

高井田の中華料理店と新年会

 SN3O0500本社から徒歩2~3分の場所に昔から営業している中華料理店があります。SN3O0498私も入社11年目にして、先日初めて行きました。年配のご夫婦で営業されているカウンターだけのお店ですが、全盛期の頃は厨房に料理人が6名もいたそうです。訪問した日は無難なサービス定食にしましたが、ご近所の顔馴染みのお客さんはそれぞれ違ったメニューを頼んでいました。常連さんになると野菜多目なんてリクエストもできるみたいで、庶民的なお店です。

  OLYMPUS DIGITAL CAMERAさて、昨日1月25日は梅田のベルギービール9種樽生が楽しめるビヤホールで恒例の大新年会でした。今年は“せんとくん”が登場しました。“せんとくん”は御存知の奈良県のマスコットですが、2010年当初は「平城遷都1300年記念事業の公式マスコットキャラクター」でした。当初は批判の的にされましたが、その宣伝効果が要因の一つになって人気者になりました。そして、今年も本社営業のH主任の芸人魂が好演を生みました。

五條の台湾料理店

 SN3O0483昨日アップした『陀々堂の鬼走り』へ行った夜は五條市内の台湾料理店で4人で食事をしました。夜は100円プラスになるセットメニューを3人は食べましたが、私はセットメニュー厳禁なんで、単品の580円の中華丼にしました。しかし、普通の中華丼なのに、恐るべきボリュームで普通の感覚では食べられる量ではありません。国道沿いにある家族連れで賑わうお店なんでしょうが、メニューの内容と量は体育会系向きです。

鬼の走る夜

SN3O0487 OLYMPUS DIGITAL CAMERA室町時代から連綿と続く念仏寺の伝統行事『陀々堂の鬼走り』に先週、工場長と写真愛好家のY係長、O主任(左の写真の二人)と4人で行ってきました。念仏寺は奈良県五條市にあり、この行事は毎年、寒さ厳しい1月14日に執り行われ、OLYMPUS DIGITAL CAMERA1995年(平成7年)に国の重要無形民俗文化財に指定されています。五穀豊穣と無病息災を祈願した修正会祈願の行事で今年で529回目です。

 『鬼走り』というのは、中国から伝来され、宮中の年中行事となった“追儺(ついな)”の行事を真似て、OLYMPUS DIGITAL CAMERA悪い鬼と疫病を払う儀式が一般的で、各地に多く残されています。しかし、『陀々堂の鬼走り』のは、悪い鬼として追い払われるのではなくて、阿弥陀如来に仕え、災厄を除き、幸せを呼ぶ善い鬼とされています。過去の奈良検定でも主題されていますが、こうして実際に来てみると覚えるので効果があります。

 メインの行事は午後9時スタートで、氷点下に近い気温の寒い夜に鬼が走る訳です。ただ、お堂の周りには灯が焚かれ、参拝の方々や見物のギャラリーだけでなく、地元の消防団や警察の方も含め、境内は所狭しと大賑わいです。

 明日は古都奈良の風物詩の『若草山の山焼き』ですね。 そして、修二会と春を呼ぶ行事が続きます。

心・仏陀の教え⑳(最終回)~疎遠(縁)という縁~

 対人関係で、距離を感じ、少し心が離れたかな?と思うのは淋しい事です。今の時代、手紙はそうそう書かないでしょうが、メールや電話がめっきり減ってしまったりすると、その人の事をもう、忘れてしまおうとします。両者の関係でお互いに疎遠になるのはどちらとも心を閉ざしてしまうからです。どちから一方が心を開放していると、また良い関係に戻ることもあります。世の中には『袂を分かつ…。』と言った言葉もあって、ちょっとかっこ良く聞こえますが、ブッダの教えにはない言葉だと思います。しかし、日本に伝わった仏教はそれぞれに派生し、今日の様に各宗派に分裂してしまいました。正にこの現実は袂を分かったが故の有様です。まぁ、ある意味、開祖、宗祖はそれだけの意気込を見せて、精神&理論武装しないと人心を惹きつける事はできなかったのでしょう。そうしたカリスマ的な指導者がいたからこそ、今の姿があります。IMG_1502

  自分の心は慎重かつ冷静であるのは大原則で、トラブルに巻き込まれないのも大切です。その上で自分自身の気持ちに正直でありたいと思います。正直というのはわがままで自分勝手な気持ちを支援する事ではなく、他人を嫌いになって、昔の関係を時間の浪費と後悔しない事です。若い時代の友人や先輩後輩の関係はやり取りが少なくなっても年に一度の年賀状でもあれば、疎遠とは言いません。疎遠(縁)も縁があったからこそ、そうなる訳で、貴重な縁の内です。疎遠を大事にし、目を逸らさないで向き合っているとまた、親密になれるかもしれません。私は最近、悩んだら『ブッダの教え』に沿うものかどうかを考えてみる事にしています。

父に会いたい…。

 小学館から クラシックファンを魅了した名演奏が全 50枚で計230曲を収録したCD「クラシックプレミアム」が隔週火曜日に発売されます。CD1枚が1200円なら安いかも知れませんが、全部揃えると6万円近くになります。1月4日発売の創刊号は20世紀後半を代表する指揮者の一人であるカルロス・クライバー指揮のベートーベンの交響曲5番、EPSON MFP image7番等が特別価格で800円でしたので買いました。限りなくマスター音源に近いSHM-CDという録音方式で高音質という謳い文句です。SHM-CDとはスーパー・ハイ・マテリアルCD(Super High Material CD)の事で「高音質CD」、「高素材CD」などと呼ばれ、通常のCDとは別の液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を使用してハイクオリティーにオリジナルの透明性がアップする様です。

 父が生きていたら、おそらくこの「クラシックプレミアム」シリーズを全巻買っていたと思います。大人買いならぬ親父買いをしていたでしょう。休みの日は部屋で一人で黙って何時間もクラシック音楽を聴いていました。また、父は仕事の関係で全国の寺院を訪問していて、それなりに仏教についても造詣が深かったと認識しています。何も知らない私に宗派や信仰の話を時々していました。現在、私が社寺仏閣の参拝をしているのも多少影響があるかも知れませんが、それは他界してから何年も経っての事です。生前、そこそこ奥の深い会話は実現していません。昨年4月に“第一回お寺検定三級”を合格しましたが、きっと、草葉の陰で喜んでいる事でしょう。