Monthly Archives: 10月 2010

煩悩即菩提

 1972年に放映された川内康範(日蓮宗のお寺に生まれた作詞家、脚本家で有名なところでは月光仮面の原作者であり、森進一の「おふくろさん」の作詞家。2008年没)原作の特撮テレビ番組の『愛の戦士レインボーマン』で主人公のヤマトタケシが変身するときの呪文が“阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんびゃくさんぼだい)”です。この呪文は阿弥陀経、法華経、般若心経といった経文の一節で“阿耨多羅”は、「最高の」、“三藐”は、「正しい」、“三菩提”は、「悟り」という意味で、まとめると、「最高の正しい悟り」の意味になります。これは『菩提』のことで、内容的には、悟りの行きつく先としての智慧のことで、rmこの智慧は無上の悟りなのです。この『菩提』の対義語が『煩悩』です。密教においては『煩悩即菩提』といいまして、、煩悩(迷い)と菩提(悟り)は「而二不二(ににふに)」といって、二つであって、しかも二つではないと説いています。簡単に言うと「表裏一体」みたいなものでしょうかねぇ…?

 煩悩が強い人ほど当然ですが、悩みや迷いは多くなり、それが逆に悟りのきかっけとなり、そして救いを強く求めます。これを「菩提心」と言います。苦しみや悩みが多いほど、人間は強く、逞しくなり、そして「心安らかな道」に入っていけるというのが『煩悩即菩提』です。人間、悩んで、悩みぬいてその分だけ、成長するのです。 しかし、都合のよい解釈となって、「なんでも、好き放題やっていい…。」という事ではありませんから、くれぐれも誤解の無いようにお願いいたします…。

パワースポット③

 今日から10月です。写真は飛鳥歴史公園内の石舞台古墳です。9月25日に初めて万葉の故郷と呼ばれる飛鳥に行ってきました。その飛鳥のシンボルとも言える石舞台は奈良県明日香村にあります。明日香村は1956年(昭和31年)7月3日に 旧高市郡阪合村、高市村、飛鳥村の3村が合併して「明日香村」になりました。 この石舞台古墳は推定築造年代は6世紀末〜7世紀はじめで、ここはもと島ノ庄といわれ、OLYMPUS DIGITAL CAMERA庭の池に島を築いていて島の大臣と呼ばれた蘇我馬子の邸宅があったことから馬子の墓ではないか?とされています。わが国最大の方墳であり、30数個の岩の総重量は約2300トンにもなります。特に天井石は約77トンもあり、造られた時代の優秀な土木・運搬技術がうかがわれます。現地には図説で説明してあります。かつては、水田の中に上部のみ露出していましたが、1933年(昭和8年)から発掘調査が行われました。その調査で全貌が明らかになったとは言え、ミステリーとロマンあふれるパワースポットです。国の特別史跡でもあります。