Daily Archives: 2018年11月5日

大迫半端ないって!!

先日マラソン日本記録がまたもや塗り替えられました。

この1年ですでに2回目です。

日本記録更新で報奨金1億円ですから、日本陸上競技連合も喜ばしい反面、思わぬ出費だったんじゃないかと思います。

 

 

というのも、2002年に記録した高岡選手の2時間6分16秒という記録達成からじつに16年間記録更新出来ていなかったのに、この1年で2回もです。

 

 

その1度目は私も走りましたが、この2月の東京マラソンで設楽選手が、2時間6分11秒で記録更新。

 

そして今回大迫選手が2時間5分50秒でさらに記録更新。本当に今回の5分台の記録は、大迫半端ないって!って思った方多いと思います。

 

 

 

2年後の東京オリンピックを目前に控え、立て続けに更新されたマラソンの日本記録。今後もじつに楽しみになってきましたが、この16年間日本記録更新出来ていなかった要因はいくつか挙げられていました。

 

 

 

まずは、一番重要な年代に箱根駅伝のための練習をひたすら行うという日本の昔からの流れがあり、マラソンの距離向けの練習を行う環境が整っていない。マラソンの約半分の距離で結果を出せばいいわけです。とにかく箱根メンバーに選ばれたい一心でその距離にフォーカスした練習が中心になる。距離でいうと30㎞までが主流のようです。でもフルマラソンは30㎞以降の走りが一番重要です。

 

そもそもハーフマラソン(箱根駅伝の距離)とフルマラソンの競技は違うものであると僕も経験して感じています。

 

 

 

そして二つ目はスピード。

スタミナでなんとかなったのは一昔前の話。日本は高速化への対応が遅れたことが記録更新に繋がっていない、そして海外勢と大差をつけられた要因であると言われています。

 

 

 

日本は、このように変化への対応、そして変化自体出来ていないことがこれまで結果を残せない状況を招いてしまっている。マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古さんが、箱根駅伝に42.195㎞区間を作るべきだと大胆な提案をしていますが、おそらくこの伝統のある箱根駅伝をそこまで大きく変化させることは難しいかもしれません。ただこういった大きな変化を今現在から加えていくことが未来の日本マラソンを変えていく一つのキッカケになることは間違いないと思います。

 

 

個人的には陸上部長距離の中でさらに箱根駅伝専攻とフルマラソン専攻自体をあらかじめ分けてしまうことも一つだと思います。

そもそも違う競技であると思いますからやるべき内容も違うはずです。個々の能力にもよりますが、それぞれにフォーカスした練習メニューをこなしてきた4年後明らかに差が出ると思います。将来マラソンを目指している学生にとって箱根駅伝がゴールになってしまうのは勿体ないです。現実にそういう選手はこれまでにもたくさんいます。

 

 

 

大迫選手もこういった変化に鈍感な日本の環境では未来はないと早くから察知してアメリカに飛び出したからこそ今回の結果が残せたんだと思います。

 

 

 

 

マラソン界に限らず、昔から良かれと思って当たり前のようにやってきていること、それは今現在視点では決していいとは限らないし(むしろいいことの方が少ない)、それをいち早く察知して変化させていく必要がありますし、それが出来ない環境で未来があるはずがない。

 

 

 

TAISEI株式会社

東京営業部 阪上